――昨年11月に行われたユニット別単独ライブでの思い出も教えてください。
戸谷
終わった後の満足感がすごくて、めっちゃ楽しかったよね! やりたいことは全部やったし、全部がうまくいったし。
山口
やったったぞ!感”があったよね! 演出もレーベルのスタッフさんを交えながら、みんなでアイディアを出し合って。何よりお客様の盛り上がりから、手応えを掴むことができました。僕らが出ていった瞬間、会場がワーッ!と湧いてくれて、手拍子や声援が聞こえてきて、「僕らのやったことは、間違っていなかったんだ!」と思えたんです。正直最初は初の単独ライブでしたし、直前にJAXX/JAXXのライブを観ていたから、「僕らのときも、こうやって盛り上がってもらえるのかな……」と、個人的に不安だったんですけど。ファンのみなさんがそれを解消してくださって、嬉しかったです。
戸谷
JAXX/JAXXのライブを観て、「もうちょっとリハやりましょう!」と言った記憶があるもん。
平井
あのライブを観て、ビビり上げたもんね。
戸谷
歌だけで1時間使ったこともあったし。
山口
ハモリとかね?
平井
『トリプレット』は、特にハモリを練習したね!
戸谷
自分たちだけで生アフレコの自主練もしたし。けっこう頑張って作り上げたライブで、自信を持って臨めたと思います。
山口
本当にいろんなことをしたライブだったね。生アフレコもしたし。
戸谷
MCではふざけたし。
平井
ふざけたねー! 自己紹介のとき、本当は僕ひとりでやるはずだった「ポン!」とかさ。
平井
当日にやりたくなっちゃって、入れたりね。特に菊ちゃんは、ステージ上で思い付いたことをやってみるタイプだから。
戸谷
楽しくて自由だったよね。
山口
ここまで自由にできたのも、単独だったからというのもあるしね。全員が揃っている場では、時間の制約があったりするから。
戸谷
まあ……全員でもけっこう自由にやっているけど(笑)。
山口
それはそう(笑)。ソロ曲も久しぶりに歌ったけど、どうだった?
戸谷
自分のイベントでも歌っていたけど、披露するのは久々だったし、『UniteUp!』のお客様の前だったし、パフォーマンスとしてやるとなったら、また違う心持ちだったな。
平井
それで言うと、僕はソロ曲『ゆめゆくの』が一番苦戦しましたね。普段から歌う機会はあるものの、『UniteUp!』の千紘くんとして歌うときは、優しい歌い方や繊細な声を求められることが多いんです。本来地声で出せるところも、あえて裏声を使って透明感を出したりするのが自分としても課題で、ライブ当日まで毎日のようにカラオケに行って練習していました。全体的なところで言うと、スタッフさんのアイディアから生まれた、MVの『愛のリグレット』が流れて「PROTOSTAR、どうぞ!」から僕らが出ていく演出。最高の掴みができて、本当にありがとうございます!という感じでした。
山口
分かる!
戸谷
あれ良かった。
平井
今までは11人としてステージに上がっていたけど、初めてPROTOSTARとしての単独ライブを経験して、僕らだけでもこんなに喜んでいただけるんだと自信に繋がりました。きっとそれに足るパフォーマンスができたのだと思っています。
山口
うんうん。
戸谷
おっしゃるとおり! 第2期で新曲も増えましたし、またライブがやりたいです。きっと大変なことになるぞー!
平井
『UniteUp!』は良い曲ばかりだから、パフォーマンスしないなんてもったいないもんね。
戸谷
もったいない! ライブやろう!
山口
2ndユニットライブ、やりたいね!
――PROTOSTARとしてみなさんが出会ってから、準備期間も踏まえると早くも3年ほどが経つかと思います。一緒に過ごしてきたなかで、何か変化を感じるところはありますか?
山口
今日の話のなかでも流していたし、別に気にしていないんだけど、亜門くんの僕の呼び方が、定期的に変わるんですよ(笑)。
戸谷
あれ、何?(笑)
平井
いや、僕も自分で「あれ、今はこう呼んだな」って思ってる。「諒ちゃん」も「諒さん」も「諒太郎」も、いろいろ出てくるのよ。
山口
そうなの。フルコンプしようとしてるから(笑)。
戸谷
えー気付かなかった! でも僕もそうかも? 「菊ちゃん」とか「菊さん」とか。
平井
安定しないね? その時々で見え方が変わる……って言うと、なんか変な表現なんだけど(笑)。
戸谷
亜門くん的に、僕ら側が違って見えてる?(笑)
山口
(笑)。
平井
可愛らしく見えるときもあれば、26歳の男性らしい印象を受けるときもあるし。ほら、なんとなく3年もやってるとさ、3人でいるときの立ち位置みたいなものが見えてくるじゃない。
山口
そうね。
戸谷
あるある!
平井
諒太郎だったらインタビューでもライブでも縦の軸を作ってくれるというか、「今は自己紹介パートですよ」と、場をまとめようとしてくれたり。菊ちゃんは最初の頃に比べて、どんどん暴れ馬になっている気がします。それは多分、菊ちゃん自身が「ここまで暴れて大丈夫なんだな」という感覚を掴めてきているのかなと。
戸谷
そんなに僕のこと、分かってくれてるんだ……。
平井
ずっと見てるからね?
戸谷
……ありがと!(笑)
山口
(笑)。でも亜門くんも、最初とはだいぶ違うよ!?
平井
そう、僕も初期とは全然違う(笑)。最初はある程度真面目にしなきゃと思っていたんですけど、今はだいぶ肩の力を抜けるようになりました。
山口
ここふたりはずっと小芝居をやっているんですよ(笑)。それも、いつも唐突に始めるじゃん?
平井
急にやりたくなるのよ。
戸谷
ありがとね、いつも僕に付き合ってくれて。
平井
いやいや、全然。
戸谷
諒ちゃんも最初はツッコんでくれていたんですけど
山口
最近は黙って見守っています(笑)。
平井
これはマジで思うんだけど、僕と菊が変なことをしていて、諒ちゃんまでそれに乗り出したら、本当に収集がつかなくなるから!
一同
(笑)。
平井
YouTubeの収録なんかでも、すごい感じるのよ。3人ともボケ始めたら、それこそ大事故になるなって。だから打ち合わせを経てこうなったとかではないんだけど、暗黙の了解でPROTOSTARはこの形になりました。それぞれ得意不得意もありますし。
山口
自然とこういう雰囲気になったね。
戸谷
みんなそれぞれの立ち回りが分かってきたのも、一緒にやってきたからこそだよ。3人でいるのが楽しいです。
――それでは最後にクライマックスへ向けて、PROTOSTARを代表し戸谷さんからメッセージをお願いします!
戸谷
リリースバトルはひとまずPROTOSTARの勝利で終わりましたが、先ほど第2期はエモーショナルなシーンが多いと言ったように、ここから先こそが本編と言ってもいいくらい、心動かされるお話の連続になっています。明良としても山場があるのですが、彼ならきっと乗り越えてくれるはずです。僕らもしっかり心を込めて彼らの感情を表現していますので、その頑張りを踏まえて、最後まで絶対見逃せない『UniteUp! -Uni:Birth-』を引き続きお楽しみください!